仕事内容がほとんど詐欺、即退社からパチンコ屋バイトへ。
高率歩合の仕事ということで
リフォーム会社の営業職に付くことに
なったのですがその仕事がほとんど詐欺。
世の中そんなにおいしい話はありません。
具体的な仕事内容は。
- 個人宅に飛び込み訪問。
- 半ば強引にリフォームの必要性を訴えまくる。
- 屋根のリフォームから入り予定になかったキッチ・トイレなどのリフォームを追加で取りに行く。
- ガンガン営業して一件で300万とかの仕事を取る。
と言った感じ。
ほんとうに必要はおうちの場合はいいですが
殆どがリフォームの必要が無いお家。
会社の方針的には”提案”をするので押し売り
をするのではないということでしたが
現場では押し売りを強要され仕事を取れればOK
というスタンスで法律を侵さないギリギリのラインまで
ガンガンやれという感じでした。
お客さんになるのは大抵押しに弱いお年寄り。
先輩いわく、
「ジジババの一人暮らしの家はあたったらラッキーだ」
「ガンガンいけ!」
とのこと。
そうです。
私が就職した会社は当時問題となっていた
悪徳リフォーム会社の営業だったのです!
ニュースなどでも営業の仕方などが問題が
あるととりあげられている時期でしたので
悪徳営業の仕事だとすぐに気が付きました。
ニートが簡単に就職できる会社なわけです。
カネに目がくらんだ私が馬鹿でした。
もちろん即退社しましたけどね。
パチンコ屋さんのバイトに落ち着く結果となりました。
世の中そんなに甘いもんではない。
ニートが100万稼げる仕事にすぐ付けるはずありません
社会とのつながりを閉ざしすぎてこんな当たり前の
ことすら解らなくなっていたんでしょう。
悪徳リフォーム営業の仕事を即やめてからは
現実的な仕事を探すことにしました。
具体的にはそれまで避けていた3K
- キツイ
- 汚い
- 危険
の付く仕事を選択肢に入れるようにしました。
休題
この「3K」の内どれかを諦めるというのはニートが仕事探しをするためには不可欠なことのように思います。
欠点のない普通の仕事は普通に社会のレールを歩んだ人が取っちゃってますからニートがありつけることは殆ど無いからです。
3Kの中でも「汚い」だけはどうしても我慢できなかった
ので「キツイ」「危険」というイメージが多少有る仕事
パチンコ屋さんのバイトに焦点を当てて仕事探しを
していきました。
パチプロもどき時代の経験があったのでそれなりに
仕事内容がわかっていたことも影響していたと思います。
ちなみにパチンコ屋のバイトというのは誰でも受かるような
底辺バイトです。
ですが、元ニートの私は簡単には行きませんでした。
底辺バイトパチンコ屋ですら5件不採用をくらいました(涙
ですが、なんとか諦めずに面接を受け続けていると
6件目で採用を勝ち取ることに成功!
時給1200円で夕方から深夜までの遅番で
月に20万程度稼げる仕事にありつくことが出来ました。
この時点で私は24歳後半、ニート生活も4年半程度に
なっていましたからかなりいい条件で働くことができるよう
になったと思います。
健康保険や失業保険なんて福利厚生は一切ない
プチブラックバイトでしたが贅沢は言えません。
兎にも角にも一応コレで社会復帰の第一歩を踏み出す
事ができたわけです!
ちなみにこのバイト先にはこの先5年勤め続けることとなります。
本当にお世話になりました。
25歳を目前にして人生初の稼ぎ口を得た私は
この歳にもう一つの人生を変える出来事を迎える
こととなります。